一審段階で初の和解が成立

建設石綿訴訟の和解成立後、「勝利和解」などと書かれた紙を掲げる弁護団=26日午後、東京地裁前

 建設現場でアスベスト(石綿)を吸い、健康被害が生じた元労働者や遺族らが建材メーカーに損害賠償を求めた東京第3陣訴訟は26日、東京地裁で一部の和解が成立した。3社が1人当たり平均1千万円、計約1億8千万円を支払う内容で、弁護団によると、一審段階での和解成立は初めて。弁護団は「早期回復が図られたことは一歩前進」と評価している。

 和解したメーカーはエーアンドエーマテリアル、ニチアス(いずれも東京都)、ノザワ(神戸市)。2021年の最高裁判決で建材メーカーの賠償責任が一定の範囲で認められた経緯を踏まえ、和解に向けて前進した。和解条項には原告に謝罪するとの内容も盛り込まれたという。

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