愛媛県の高級かんきつ「紅プリンセス」を含め、日本で開発された約50品種の農産物の種苗が中国や韓国のインターネットサイトで無断販売された可能性があることが26日、分かった。農林水産省が昨年実施した調査で判明した。政府は今国会で種苗法を改正し、流出対策を強化する方針。
農水省が昨年7~9月に中国や韓国の種苗会社などのインターネット販売サイトを調査したところ、日本で開発された新品種と同じ名称や、類似の名前の種苗が50種程度確認された。紅プリンセスは「紅公主」などの名称で販売されていた。
そのほか、青森県が主な産地のリンゴ「トキ」、奈良県開発のイチゴ「古都華」、三重県開発のイチゴ「かおり野」、福島県や山形県で生産されるモモ「西王母」も売られていた。品種登録前に流出している可能性がある品種もある。農水省は2020年にも同様の調査結果を公表しており、36品種に流出の可能性があると発表していた。