脳の記憶障害、回復できるかも

研究成果を説明する東京大の水島昇教授(右)=26日午前、東京都文京区

 細胞内の不要物を処理する機能「オートファジー(自食作用)」を巡り、神経細胞に異常タンパク質が蓄積し記憶などに悪影響が出る脳機能障害が、自食作用の活性化によって改善できる可能性があることをマウスの実験で確かめたと、東京大などのチームが26日発表した。論文は米科学誌サイエンスに掲載された。

 アルツハイマー病やパーキンソン病などによる脳機能障害では、進行を抑える治療はあるが、回復は難しいとされる。チームの水島昇教授(細胞生物学)は、特殊なマウスでの基礎研究だとした上で「神経細胞の回復力を生かして改善させる、新たな治療の開発につながるかもしれない」と話した。

最新記事
エネルギー強靱化の計画策定と首相
中国とバングラデシュ、軍国主義反対
福岡図書館刺傷、男を起訴
前線停滞、西―東日本で大雨
一審段階で初の和解が成立