イランの核施設査察へ協議開始

IAEAのグロッシ事務局長

 国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長は26日、東京都内で共同通信の単独インタビューに応じ、イランの核関連施設の査察に向け、イラン側と専門家レベルで「協議を始めた」と明らかにした。昨年6月に米イスラエルが攻撃した核関連施設の周囲が放射性物質で汚染されている可能性は「非常に限定的だ」と述べ、査察に当たって大きな問題にはならないとの認識を示した。

 イラン査察を巡っては、米国はイランが受け入れを了承したと主張する一方、イランは否定している。グロッシ氏は覚書に「IAEAによる監督」が明記されていることを理由に「方法や日程、場所については合意する必要があるが、査察するという原則については(イラン側と)合意している」と主張した。イラン側との話し合いについては、グロッシ氏自ら参加する意欲も表明した。

 単独会見に先立つ日本記者クラブでの記者会見では、イラン側との協議は、先週末にスイス中部ビュルゲンシュトックで実施したと明らかにし、査察が実現しても「長期的なプロセスになる」との見通しを示した。(共同)

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