政府の地震調査委員会は25日、臨時会合を開き、青森県で最大震度6強を観測した地震について「太平洋プレートと陸のプレートの境界で発生したと考えられる」と評価した。小原一成委員長(防災科学技術研究所フェロー)は会合後の記者会見で、昨年11月以降、周辺で大きな地震が相次いでいることに触れ「この領域が全体的に活発化しており、大きな地震に気を付ける必要がある」と警戒を呼びかけた。
調査委によると、震源は岩手県沖で、震源の深さは44キロ。地震の規模はマグニチュード(M)7・2で、逆断層型だった。青森県八戸市の観測点が東南東方向に約2センチ移動するなど、岩手県北部から青森県にかけて地殻変動が観測されているという。青森県階上町で震度6強、八戸市で震度6弱を観測した。
震源は、1968年に起きた十勝沖地震(M7・9)の活動域の中央部に位置する。昨年11月以降、活動域北部と南部で大きな地震が発生したが、中央部には活動せずに残っている部分があるという。小原氏は「(残された部分で)地震の切迫性が徐々に高まっている」と指摘した。