ホルムズ海峡に臨時脱出回廊

オマーン沖のホルムズ海峡の船舶=22日(ゲッティ=共同)

 【カイロ、ロンドン共同】オマーン政府は23日、エネルギー輸送の要衝ホルムズ海峡の周辺に足止めされている船舶を脱出させるため、国際海事機関(IMO)と連携して臨時回廊の設置に取り組むと明らかにした。IMOは米国やイランと協力し、足止め船舶の1万1千人を超える船員を避難させる計画を開始すると発表した。実施時期は明示されていない。

 イランは米イスラエルが2月末に攻撃を開始後、海峡を事実上封鎖した。米イランが今月17日に署名した戦闘終結の覚書で、海峡の開放は直ちに始まると明記されたが、レバノン情勢の一時悪化を受けイランが20日に「再封鎖」を表明するなど不安定な状況が続いている。

 オマーン政府は海峡の主要航路について「安全ではないとの情報がある」と指摘した。主要航路の北側と南側に二つの臨時回廊を設ける案を示した。「料金を徴収せず通航の自由を確保するため」の措置と説明した。

 米国はペルシャ湾で立ち往生した船舶で食料事情悪化などにより死亡した船員がいるとしており、早期の全船舶退避が求められていた。

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