【モスクワ共同】ジョージア(グルジア)からの独立を宣言している南オセチアのトップ、ガグロエフ「大統領」は23日、大統領を辞任すると発表した。ロシアのプーチン大統領は同日、ガグロエフ氏を大統領顧問に任命した。ロシアと南オセチアのさらなる接近を示す動きとの観測が出ている。
ガグロエフ氏の辞任に伴い、南オセチアの「大統領代行」にカムボロフ「首相」が就任した。ロシアメディアによると、カムボロフ氏はロシア国籍を所持し、2014年から今年までロシアの核物理学研究施設クルチャトフ研究所で幹部として勤務した。同研究所のコワリチュク所長はプーチン氏と親しい関係とされる。
南オセチアはロシアなど数カ国しか独立国として認めていない未承認国家。ロシアと南オセチアは今年5月に同盟協力強化に関する条約に署名し、ガグロエフ氏は「ロシアとの統合に踏み出す」と表明していた。
ロシアは一方的に併合したウクライナ東部・南部4州と同様に、南オセチアのロシア領編入を視野に入れているとの見方もある。