【独自】AI共著の論文専門誌創刊へ

日本生物物理学会のAI共著論文専門誌のポイント

 日本生物物理学会(京都市)が、人工知能(AI)を共著者とした論文を専門に扱う新たな国際科学誌を作ることが24日、分かった。本年度中にAIが論文の評価に関わる仮想的な編集室を設置し、5年後をめどにオンライン誌を創刊する方針。研究への活用をどこまで容認するか、さまざまな意見がある中で、AIを共著者とする論文のみを扱う科学誌は異例とみられる。

 研究にAIが使われることが増えているが、多くの科学誌はAIを著者と認めていない。利用法の明記を求めるケースもある。AIを用いたとみられる質の低い論文が大量に投稿される事態も問題となっている。

 学会長の永井健治大阪大産業科学研究所長は、AIとロボットによって自動的に研究が進む時代が到来するとして「リスクを恐れて避けるのではなく、現実に向き合わなければ取り残される」と指摘した。

 学会では英文誌「バイオフィジックス・アンド・フィジコバイオロジー(BPPB)」を発行しており、その関連誌となる見込み。掲載する論文は人の著者を代表とし、AIは共著者とする。

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