リニア静岡着工、7月にも容認か

リニア中央新幹線の試験車(JR東海提供)

 JR東海が早期着工を目指すリニア中央新幹線静岡工区について、静岡県の鈴木康友知事が7月にも容認する可能性があることが、関係者への取材などで分かった。鈴木氏は23日の県議会で、住民説明会を終えたことなどを踏まえ「着工判断に必要な材料は着実に整いつつあり、それほど遠くない時期に考えを示せる」と述べた。年内に着工する可能性がある。

 工事を巡っては、大井川の流量減少への対策が重要な課題となっている。同社は5月以降に静岡市や大井川周辺の8市2町で説明会を実施し、今月22日に終了。鈴木氏は住民への丁寧な説明を容認の条件に挙げており、23日の県議会で「説明会が住民に寄り添ったものであったと感じている」とも言及した。一定の理解が進んだとの感触を得ているとみられる。

 他に容認の前提として、同社は県自然環境保全条例や盛り土規制法など法令上の手続きも進める必要がある。完了のめどがつけば、県との間で協定を結ぶ見通し。

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