沖縄戦の「慰霊の日」となった23日、遺族らは鎮魂の祈りをささげた。汗ばむ暑さの中、沖縄県糸満市摩文仁の平和祈念公園にある石碑「平和の礎」に、早朝から多くの人が訪れた。「いつまでも見守っていてね」。刻まれた犠牲者の名前に水をかけ、花を手向けた。
浦添市の佐久川富子さん(97)は、大規模な空襲に見舞われ、遺体が転がる中、焼け野原を逃げたことを覚えている。「戦争を知らない世代が増えている。二度としてはいけない」。何度も手を合わせ、涙を拭った。
八重瀬町の保育士仲座彩乃さん(37)は息子4人と共に訪れた。子どもたちの平和学習に触れ「沖縄戦でどれだけの犠牲があったのか分かる教育であってほしい」と話した。