スターマー英首相辞任表明

ロンドンに向け、地元マンチェスターを出発するアンディ・バーナム前市長=22日(ロイター=共同)

 【ロンドン共同】英国のスターマー首相は22日、辞任すると表明した。5月の統一地方選で与党労働党が大敗し、求心力が急速に低下。続投に強い意欲を示していたが、党内で高まった辞任圧力に抵抗できなくなった。スターマー氏の最大のライバルとされるバーナム前マンチェスター市長が次期首相に就任するのは確実とみられている。

 労働党党首選の立候補の受付は7月9日に始まるが、他に候補がいない場合、バーナム氏が7月中旬にも就任する。バーナム氏は22日、スターマー氏の辞任表明を受けて「政権移行で労働党と国の再生に向けた道筋を付ける」と表明した。

 スターマー氏は22日、首相官邸前で演説し、自身が次期総選挙を率いる党首として適任ではないという事実を「潔く受け入れる」と語った。

 スターマー政権は労働者の所得を増やし、先進7カ国(G7)で最も高い持続的成長を目指すことなどを公約に掲げた。だが生活費の高騰が続き、公約実現で指導力を発揮できず支持を失っていった。少女らの性的人身売買罪で起訴され自殺した米富豪エプスタイン氏と親密だったマンデルソン前駐米大使の任命を巡り、責任を問う声も高まっていた。

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