EV戦略見直し、損失約12兆円

ホンダが開発を中止したEVシリーズ「Honda 0(ゼロ)」の「SUV」のプロトタイプ

 日米欧の大手自動車メーカーの電気自動車(EV)戦略見直しに伴う損失が、直近の1年間で少なくとも計約11兆9700億円に上ることが22日、共同通信のまとめで分かった。米国などでのEV普及の伸び悩みから、開発中止や生産体制変更で損失が発生。巨大な自国市場を強みにEV量産で先行する中国勢との差は広がりそうだ。

 損失額を公表している社の分を集計した。実際にはさらに多額に上る可能性もある。

 ホンダは北米で生産予定だったEV3車種の開発を中止。2026年3月期連結決算で1兆5778億円を計上した。27年3月期も5千億円の損失を見込む。

 米ゼネラル・モーターズ(GM)と米フォード・モーター、旧米クライスラーを傘下に持つ欧州ステランティスも、EV生産の中止などでそろって損失を出した。3社で計8兆6千億円に上る。

 ドイツのフォルクスワーゲン(VW)とスウェーデンのボルボ・カーが計約1兆1千億円、SUBARU(スバル)も578億円の損失が出た。(共同)

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