弘前大(青森県弘前市)で18日、太平洋戦争の激戦地パラオの戦争遺構を訪れた学生の報告会があった。3年生野村杏奈さん(21)は、日本兵が身を潜めた洞窟に火炎放射で変色した岩肌が残ることが印象深かったと発言。玉砕の史実も紹介し「負の歴史が確かにあったことを心に刻み、その記憶を伝える一助になりたい」と語った。
報告会には在学生約140人が参加。野村さんは学校の派遣事業で昨年2、9月にパラオのペリリュー島などを訪問した。
現地に残された旧日本軍の戦車やトーチカの写真をスライドで紹介。地雷が今も埋まっている場所があるといい、戦争の爪痕は消えていないことを強調した。一方で風化への焦りもにじませた。