【アムステルダム共同】オランダを公式訪問中の天皇、皇后両陛下は17日夜(日本時間18日未明)、首都アムステルダムの王宮で開かれたウィレムアレクサンダー国王夫妻主催の晩さん会に出席された。天皇陛下はあいさつで、両国が交戦した第2次大戦の惨禍に触れた上で「将来に向けた平和への願いのもと、両国が共に歩みを続けていくことを心から願う」と述べた。
先の大戦で、旧日本軍がオランダの植民地だったインドネシアに侵攻し、抑留被害が生じた。陛下は「民間人を含む尊い命が失われ、多くの人が傷ついたことは悲しむべきことだ。謙虚に歴史から学び、悲惨な体験や苦労を後の世代に伝え、平和への努力を続けていかなくてはならない」と語った。
陛下は英語であいさつし、国賓としての招待に感謝した。400年以上続く交流は「両国政府と国民の類いまれなる熱意と努力のたまものにほかならない」とした。
国王はスピーチで「両国を結びつける友情に感謝する。同時に、共有する物語が常に幸福なものばかりではなかったことも認識している」と述べた。