衆参両院の正副議長が17日、東京都内で会談し、政府が準備を進める皇室典範改正案の骨子案提示に向けた対応を協議した。関係者が明らかにした。衆院の森英介議長、石井啓一副議長と参院の関口昌一議長、福山哲郎副議長が出席した。4者は「立法府の総意」を十分反映した法案作成を政府に求める立場だ。
衆参両院が10日に決定した立法府の総意は、皇族数確保策の「女性皇族が婚姻後も皇族の身分を保持する案」と「旧11宮家の男系男子を養子に迎える案」をいずれも了とし、総意に基づく法制化を政府に要請した。養子縁組は皇室典範で禁じられてきた経緯を踏まえ、必要と認められる場合は「一定年数ごとに見直す」とした。
政府は法案の骨子が完成した時点で衆参正副議長に報告し、さらに要綱が仕上がった段階で全体会議を開いて各党派に説明する。その確認を得た上で、法案を速やかに国会に提出するよう要求している。
政府は6月下旬に閣議決定する方向で調整している。国会側との調整に時間がかかれば、ずれ込む可能性がある。