貿易赤字、5月は3786億円

財務省=東京・霞が関

 財務省が17日発表した5月の貿易統計によると、輸出から輸入を差し引いた貿易収支は3786億円の赤字だった。大型連休で輸出が伸び悩み、4カ月ぶりの赤字となった。イランがエネルギー輸送の要衝ホルムズ海峡を事実上封鎖した影響で、原油の輸入量は前年同月比57・3%減の472万7千キロリットル。原油相場の高騰で単価は過去最高を記録した。

 原油の輸入額は28・5%減の5392億円だった。中東からの原油の輸入量は61・9%減の396万7千キロリットル、輸入額は37・3%減の4458億円と大幅に減った。

 日本は原油輸入の9割超を中東に依存してきたが、米国とイランの戦闘が始まってからは他の地域から代替調達を進めている。5月は米国からの原油の輸入量が24・0%増の57万6千キロリットルに膨らんだ。政府は7月には原油の調達量が前年並みの水準に回復する見込みだと説明している。

 プラスチックや合成繊維などの原料となる原油由来ナフサが大半を占める揮発油の輸入量は13・7%減の182万5千キロリットルだった。

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