大井川鉄道(静岡県島田市)は16日、蒸気機関車(SL)が走ることで知られる大井川本線で、2022年に台風の被害を受けて運休している一部区間の復旧工事状況を公開した。今年から工事が本格化しており、29年春の全線再開を目指す。
公開されたのは下泉駅の北約700メートルの現場。重機で流入した土砂を線路脇から運び出す一方、枕木の間の土砂が取り除かれていない場所もあった。鳥塚亮社長は「一日も早く復旧し、希望を届けたい」と話した。
大井川本線は22年9月、台風15号で線路に土砂が流入し、線路直下の地盤の流出も起きた。川根温泉笹間渡―千頭間が運休中で、同社は27年秋から段階的に運転区間を延ばしていく方針。