ウクライナ、EU加盟へ本格交渉

 【ブリュッセル共同】欧州連合(EU)は15日、ウクライナとモルドバの加盟に向けた本格交渉を開始した。2024年6月に始まった両国の加盟交渉は、六つのクラスター(塊)に分けられた課題の審査開始への手続きがハンガリーの反対で停滞してきたが、同国が先月の政権交代を受けて方針転換し、本格的に動き出した。

 15日は、EU加盟に向けて最重要かつ最初に検討される、民主主義や法の支配の確立などを含む「第1クラスター」の交渉を開始。正規加盟には対外関係や農業、環境など六つのクラスター全てがEUの基準に合致することが必須となる。コス欧州委員(EU拡大担当)は15日、残る五つも7月に交渉を開始する予定だと記者団に述べた。

 ロシアの侵攻を受けるウクライナを保護するため、議決権を認めない形での「準加盟」の早期実現を求める声も一部加盟国からは出ているが、反対も根強い。加盟にはEUの全加盟国の同意が必要で、今後少なくとも数年単位での交渉が必要と見込まれている。

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