山階鳥類研究所(千葉県我孫子市)は15日、鳥類の研究や保護に功績のあった人や団体に贈る山階芳麿賞を帝京大の岡ノ谷一夫特任教授(66)に授与すると発表した。日本で昔から飼育されてきた小鳥ジュウシマツの複雑なさえずりがつくられる仕組みを明らかにした。
ジュウシマツの原種はアジア南部に分布する野鳥コシジロキンパラで、さえずりは比較的単純だが、ジュウシマツの歌は複数の音がさまざまな順序で組み合わされた構造を持っている。岡ノ谷さんはジュウシマツを手がかりに、音声学習やコミュニケーション、言語の起源や進化についての研究を進めた。
同賞は、鳥類学者の山階芳麿博士の功績を記念して創設され、今回で24回目。