【ニューヨーク共同】米実業家イーロン・マスク氏が率いる宇宙開発企業スペースXは12日、米ナスダック市場に上場し、売り出し価格の135ドルを2割近く上回る161ドル弱で初日の取引を終えた。上場による調達額は約750億ドル(約12兆円)と世界の新規株式公開(IPO)で過去最大となった。
米新興企業では、人工知能(AI)開発のオープンAIとアンソロピックが相次いで上場を申請している。上場前のスペースXの企業価値算出を巡って一部から割高だとの指摘も出る中、堅調に滑り出したことで今後の大型上場案件にも弾みがつきそうだ。
米メディアによると、時価総額は約2兆1千億ドルと、時価総額で米国企業での上位6番目に付けた。大株主のマスク氏は資産1兆500億ドルとなり、史上初めて個人資産が1兆ドルを超えた。
上場後、初値は150ドルを付け、一時176ドル台まで上昇した。マスク氏は本社がある南部テキサス州の拠点「スターベース」で記念式典に出席し「倉庫で始まった小さな会社が、史上最大のIPOで上場する」と述べた。