北陸電力は12日の原子力規制委員会の審査会合で、志賀原発2号機(石川県)に関する審査資料に216カ所のミスがあったと明らかにした。規制委の担当者は「普通ではない」と苦言を呈し、原因究明や再発防止策の検討を進め、次回会合で説明するよう求めた。
この日の会合では2024年の能登半島地震を踏まえ、志賀原発で想定される津波の高さを最大12・66メートルに引き上げる方針を議論する予定だった。
北陸電によると、誤りがあったのは、原発周辺の海域活断層での地震が引き起こす津波の高さを説明した資料。全169ページのうち26ページに、データの転記ミスや記載漏れなどがあった。審査会合に向け、5月下旬に規制委に事前提出した後、北陸電が誤りに気付いたという。担当者は「確認不足だった」と陳謝した。
志賀原発1、2号機は東日本大震災が発生した11年以降、停止している。北陸電は14年8月に2号機の審査を申請したが、再稼働の見通しは立っていない。