高市早苗首相は12日、日本維新の会の藤田文武共同代表と官邸で会談し、皇族数確保に向けた皇室典範改正案について「自民党と維新の連立政権なので、まずは両党で細かい制度設計まで詰めて、表に出る時にはずれがないようにしてほしい」と要請した。藤田氏が記者団に明らかにした。「立法府の総意」では、衆参両院の正副議長や各党派への報告を要求している一方、与党協議のプロセスは含まれていない。
中道改革連合の野田佳彦元首相は、高市首相の言及に関し「立法府の総意を取りまとめた意味をなくす驚くべき発言だ」と共同通信の取材に語った。共産党の小池晃書記局長も「全会派を集めた全体会議は、いったい何のためだったのか」とX(旧ツイッター)に投稿した。
衆参両院は10日、全13党派を集めた全体会議で立法府の総意を決定し、正副議長が首相に伝えた。政府は法案の骨子が完成した時点で衆参正副議長に報告し、さらに要綱が仕上がった段階で全体会議を開いて説明。その確認を得た上で、法案を速やかに国会に提出するよう求める内容になっている。