日航の女性客室乗務員(CA)2人が5月、乗務前日に飲酒して搭乗予定だった広島発の便が約40分遅れた問題で、国土交通省は12日、同社を厳重注意した。再発防止策を7月17日までに提出するよう求めた。
国交省は、2人が社内調査に規定違反の飲酒はしていないとの虚偽の報告をしていたと指摘した。50代のチーフCAがアルコール検査を遅らせたことを含め、事実を隠蔽しようとしたと認定。「安全意識がいまだ徹底されていない」と断じた。
日航はチーフを既に懲戒解雇、一緒に飲んだ30代女性CAを出勤停止の懲戒処分とした。また鳥取三津子社長の報酬を2カ月間30%減額するなど全取締役の処分を12日に発表。「極めて重く受け止め、深くおわびする」とのコメントを出した。
日航によると、チーフは5月23日朝の羽田行きの乗務前日、ホテルのラウンジで規定の時間を超えるなどして飲酒した。出勤前の検査を拒み、空港で検知。日航は乗務から外し、別の乗務員を手配した。一緒に飲んだ30代CAは出勤前に体調不良を訴えて休んだ。