チベット仏教行事に「介入」

チベット寺院の近くでともされるろうそく=5月、中国四川省カンゼ・チベット族自治州カンゼ県(共同)

 中国四川省のチベット仏教が信仰されている地域で、魚や動物を自然に放す仏教行事「放生」を制限する措置が近年強まっていることが分かった。環境保護を名目にした制限だが、当局がチベット族の漢族への同化を推し進めていることから、「宗教への介入だ」と反発の声も出ている。

 四川省カンゼ・チベット族自治州カンゼ県。標高3千m超の高地に流れる川で5月、住民が「マントラ(真言)」を唱えながら魚を放流していた。地元の男性は「今年は近くの魚屋に警察が常駐し放生のための魚が買えず、遠くで仕入れてきた」と声を潜めた。

 写真を撮っていると、別の50代の男性が「顔だけでなく手も撮らないでくれ。政府に知られると面倒なことになる」と警戒した。

最新記事
地方自治の原則に疑義生じると指摘
皇族数確保策の総意、高市首相に報告
大谷ジェット福岡で最終便
トヨタ会長の報酬21億円
収賄容疑で宮城県富谷市の課長補佐逮捕