高市早苗首相は10日、マレーシアのアンワル首相と官邸で会談した。中東情勢を踏まえ、マレーシアからの石油関連製品確保に向けた連携を確認。レアアースを含む重要鉱物のサプライチェーン強化で一致する見通し。液化天然ガスや、肥料原料の安定供給策も協議する。会談後、成果を盛り込んだ共同声明を発表する方向だ。
高市首相は「包括的・戦略的パートナーシップの下、両国の関係は経済や安全保障をはじめ、幅広い分野で進展している」と強調。アンワル氏は「日本との友好関係は非常に意義あるものだ。私たちの成長、開発、工業化に中心的な役割を果たしてくれた」と述べ、今後の協力に期待を示した。
日本はLNGの約15%をマレーシアから輸入している。会談では、アジアの原油確保を後押しするため、協力について話し合う。
日本が提唱する「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向け、海洋安全保障分野での協力を申し合わせる。自衛隊とマレーシア軍の共同訓練や、日本が同志国軍を支援する枠組みを継続する方針でも一致する見通しだ。