日本原燃は8日、原子力規制委員会の審査会合で、建設中の使用済み核燃料再処理工場(青森県六ケ所村)の設計・工事計画に関する一通りの説明を終えた。当初目標だった昨年11月から半年以上遅れた。原燃は今後、審査で指摘を受けた項目を反映した補正申請書を提出する。準備に3~4カ月程度はかかるとしており、審査終了の見通しは立っていない。
設計・工事計画の審査終了後も、運用上のルールを定める保安規定の審査や、工場完成前の設備の検査があり、それぞれ数カ月かかる見通し。原燃は2026年度内の完成を目指しているが、延期は避けられないとの見方が強まっている。
8日の会合で原燃は、施設の耐震設計や水漏れ対策など残っていた項目を説明し、規制委から目立った指摘はなかった。規制委の担当者は「スケジュールありきではなく丁寧に準備し、設計や施設への理解も深めてほしい」と述べた。
再処理工場は1993年の着工後に完成延期を27回繰り返し、全国各地の原発では使用済み燃料の貯蔵容量が逼迫しつつある。