【エレバン共同】旧ソ連構成国アルメニアで7日、議会(一院制、最低総議席数101)選が実施された。世論調査では親欧米路線で隣国アゼルバイジャンとの和平を進める与党「市民契約党」が優勢。党首のパシニャン首相は和平協定に必要な憲法改正を問う国民投票に向け、議会の3分の2以上の議席獲得を狙う。達しなければ和平交渉が停滞する可能性がある。
アルメニアはアゼルバイジャン領でアルメニア系住民が多数の係争地ナゴルノカラバフを巡る紛争を続けてきたが、パシニャン政権下の2023年に敗北した。係争地を放棄し、10万人以上がアルメニアに避難した。パシニャン氏は係争地の主権取り下げにつながる憲法改正を目指している。
議会選は即日開票され、8日にも大勢が判明する見通し。
同氏は5日、首都エレバン中心部の広場で、避難民を係争地に戻すよう求める野党に対し「戦争を望む勢力を国会に入れてはならない」と訴えた。