【北京共同】北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記の妹、金与正党総務部長は6日、米中首脳が5月の会談で北朝鮮の非核化が共通目標だと確認したとする米側見解は「虚偽だ」と反発する談話を発表した。北朝鮮メディアが7日報じた。中国の習近平国家主席が8日から訪朝するのを前に核問題の議論には応じない姿勢を鮮明にした。
金与正氏は談話で、事実関係について「最も正確な情報を持っている」とし、中国側から説明を受けた可能性を示唆。相手が「誰であっても」非核化の議論はしないと指摘した。朝鮮戦争で共闘した「血盟」の中国とも核問題では議論の余地がないことを示した。
談話はトランプ米大統領への言及は避け、米高官を批判。非核化という「妄想」を捨てるべきだと主張した。金正恩氏は、かつて会談したトランプ氏との「良い思い出」があると述べたことがあり、関係に配慮したとみられる。
北朝鮮非核化の共通目標は、米ホワイトハウスが米中首脳会談の成果文書の中で公表した一方、中国側は触れていない。
習氏は8~9日の日程で北朝鮮を7年ぶりに訪れる。