【ワシントン共同】米労働省が5日発表した5月の雇用統計(速報、季節調整済み)によると、景気動向を敏感に示す非農業部門の就業者数は前月から17万2千人増えた。増加幅は前月水準を2カ月連続で下回ったものの、8万5千人程度の増加を見込んだ市場予想を大幅に上回った。失業率は4・3%で前月から横ばいだった。
堅調な雇用情勢とインフレの加速懸念を踏まえ、米連邦準備制度理事会(FRB)は16、17両日に開く連邦公開市場委員会(FOMC)で当面の政策金利を維持する公算が大きい。
5月の就業者数は民間部門で12万人増えた。接客・レジャーが7万人、教育・医療が4万人それぞれ増えた。一方、金融業は2万2千人減り、卸売業は3700人減少した。政府部門は5万2千人増えた。
FRBが就業者数とともに注視する民間部門の就業者平均時給は、前年同月に比べて3・4%上がった。
4月の非農業部門の就業者数は17万9千人増、3月は21万4千人増にそれぞれ上方修正した。