ロッテホールディングス(HD)は4日、口腔ケアサービス事業に本格参入すると発表した。口腔機能の低下は健康悪化の要因になるとされている。祖業のガムで培った「かむこと」の知見を生かし、患者の口腔機能の維持や向上をサポートする歯科医院向けの新サービスを全国展開する。
開発したシステムは「モグパル」で、口腔機能の管理に必要な歯科スタッフの学習をサポートするほか、検査結果を自動集計し、管理計画を作成する機能を備える。患者の症状に合わせたトレーニング動画も提供する。昨年11月から東北地方で先行導入していた。2026年度は全国500の歯科医院で導入を計画し、30年度にシェア20%を目指す。
近年、口腔機能の低下が要介護リスクや死亡リスクの増加を招くとして関心が高まっている。食べる、のみ込む、話すといった機能が弱まると、食べられるものが制限され、栄養状態が悪化するためだ。需要が高まる一方、歯科医院で口腔機能管理は従来の虫歯や歯周病治療とは異なる体制が必要で、対応しきれないという課題があった。