【シンガポール、ワシントン共同】ヘグセス米国防長官は30日、シンガポールで開催中のアジア安全保障会議で演説し、「中国による歴史的な軍備増強と、地域内外での軍事活動の拡大に警戒感を持っている」と表明した。日本が防衛力強化に向けた取り組みを進めているとして「大きな期待を寄せている。日米同盟強化のため共に責任を果たさなければならない」と述べた。
ヘグセス氏は「中国を含むいかなる国家も、自らの覇権を押し付け、米国と同盟国の安全と繁栄を危うくすることはできない」と述べ、中国をけん制した。軍当局間の連絡を維持して、より頻繁に対話を重ねているとして、衝突回避のため意思疎通を続ける重要性も強調した。
同盟国には「全員が利害を共にして関与しなければ、強い同盟は成り立たない。ただ乗りは許されない」と防衛負担の増加を求めた。「集団防衛のため前進することや自らの負担を拒む同盟国に対しては、明確に対応を変える」と警告した。
イランとの戦闘終結に向けた交渉については「どんな合意であれ、良い合意となる」と述べた。