【ニューデリー共同】インドで医学系学部の大学入試問題が試験前に流出した疑いが浮上した。既に実施された入試は無効となり、6月に再実施される。拘束された容疑者の中には教育関係者がいた。2年前にも流出疑惑があり、猛勉強を続けてきた受験生は国や試験制度への不信を募らせている。
地元メディアや捜査関係者によると、流出したとみられるのは今月3日に実施された医学系学部の統一入試。化学と生物の出題のうち少なくとも135問が試験前に出回った「予想問題」と一致していた。
捜査当局はこれまでに国内各地で容疑者10人以上を拘束した。予備校の経営者や講師らが含まれている。当局は流出した問題が高値で売買されていたとみて全容解明を進めている。
今年は約220万人が受験し、合格定員は総計で約13万の狭き門だ。国家試験庁は試験を無効とし、6月21日に再試験をすると決めた。医師を目指すメハク・シェルワーニさん(18)は「受験生にさらに負荷がかかり、精神的におかしくなる人もいるのではないか」と憤った。