元セブン&アイ・ホールディングス会長兼最高経営責任者(CEO)で、日本のコンビニの草分けである鈴木敏文名誉顧問が18日、心不全のため東京都内の自宅で死去した。93歳。長野県出身。同社が25日発表した。葬儀・告別式は近親者のみで行う。喪主は長男の隆文さん。後日、お別れの会を開く。
鈴木さんは1956年、中央大卒業後、東京出版販売(現トーハン)入社。63年にイトーヨーカ堂に転職した。
グループ創業者の伊藤雅俊氏を後ろ盾として、日本初のコンビニとなったセブン―イレブンを展開。78年にセブン―イレブン・ジャパン社長に就任し、高収益を誇るグループ中核企業に育て上げた。
92年に総会屋に対する現金供与で、伊藤氏がイトーヨーカ堂社長を引責辞任。鈴木氏が急きょ社長に登板し、グループ全体のかじ取りを担った。
2005年9月、セブン―イレブンとヨーカ堂などグループ3社の経営統合でセブン&アイを発足させ、同社の会長兼CEOに就任した。
銀行業に進出したほか、西武百貨店を傘下に収めるなどグループ拡大を進めた。