パレスチナ自治区ガザに支援物資を届けようと海路で向かう途中でイスラエル軍に拿捕された船団の運営団体は22日、乗船していた活動家ら少なくとも15人が、イスラエル側から性的暴行を受けたと明らかにした。レイプ被害も含まれ、虐待行為で複数人が負傷して病院に搬送されたという。ロイター通信が報じた。イスラエル当局は事実無根だと否定した。
運営団体「グローバル・スムード船団」(GSF)によると、活動家らはコンテナの中に閉じ込められ、性暴力を振るわれたと証言。スペインの女性活動家は、4人の男に繰り返し殴られ、スタンガンの一種「テーザー銃」を1分間以上使われたと語った。
イタリア検察当局は拉致や拷問、性的暴行の疑いで捜査を始めており、自国の活動家から帰国後に話を聴く方針。国連のドゥジャリク事務総長報道官は22日の記者会見で、報道を「大変憂慮している」と表明した。
拿捕を巡っては、イスラエル極右政党党首のベングビール国家治安相が、軍に拘束され、ひざまずく活動家らを嘲笑する様子を写した動画を公開し、非難が続出した。(共同)