神戸児童殺傷「なぜ」問い続ける

インタビューに応じる土師守さん

 1997年に神戸市で起きた連続児童殺傷事件で、小学6年の土師淳さん=当時(11)=が殺害されてから24日で29年。取材に応じた父守さん(70)は、次男淳さんへの思いは一生変わらないと語る。「なぜ命を奪われなくてはいけなかったのか」と当時14歳だった加害男性に問い続けている。

 優しい子だったという淳さん。家族旅行もしてきたが、守さんが思い出すのは普段の生活だ。「怒ったり笑ったり、普通の日常が送れることは本当に幸せなこと」。かみしめるように話した。

 加害男性からの手紙は途切れたままだと明かし、「私が納得するような回答を、専門家の意見ではなく、彼自身が事件を見直して考え、自分の言葉を手紙にして教えてほしい」と求めた。

 守さんは事件当時、人づてに紹介してもらった弁護士が、精神的に大きな支えだったという。今年1月に運用が始まった、殺人などの遺族や被害者が原則無料で弁護士の支援を受けられる「犯罪被害者等支援弁護士制度」について「理解のある弁護士が就くなら非常にいい」と評価する。

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