生きづらさ、ない社会に

取材に応じる冨田真由さん

 東京都小金井市で2016年に起きたストーカー殺人未遂事件から21日で10年となるのに合わせ、被害者の冨田真由さんが共同通信の取材に応じた。服役中の加害者が出所した後は「安全でない社会になる」と強い不安と恐怖を訴え、さまざまな事情で同様に苦しむ人の生きづらさがなくなり、穏やかに暮らせる社会を願った。

 当時大学生で音楽活動をしていた冨田さんは、ファンだった岩崎友宏受刑者(37)=懲役14年6月の判決確定=に30回以上刺され、生死をさまよった。今もふとしたきっかけで「死ね」と言われながら刺される光景がよみがえる。PTSD(心的外傷後ストレス障害)と後遺症に苦しみ、1人では外出できない。取材に「多くの人がイメージする『普通に生活すること』ができないのかな、普通に暮らしてみたかったと、いつも思っている」と吐露した。

 最近もストーカー事件は後を絶たない。3月には東京・池袋の商業施設「サンシャインシティ」の店舗で、女性が男に殺害される事件が起きた。男は事件前、警視庁からストーカー規制法違反容疑で逮捕されていた。

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