カジノを含む統合型リゾート施設(IR)の建設が進む大阪市の人工島・夢洲への新たなアクセス路線延伸に向け、JR西日本と大阪府・市が3月に検討会を立ち上げたことが15日、同社への取材で分かった。約1年かけて駅の位置やルートの具体化に向けた協議を進める。
検討会は3者合同で、3月の第1回会議には部長・室長級の担当者が出席。需要を精査するほか、公的資金の活用を含めた事業の在り方を議論すると確認した。
府・市は昨年8月に鉄道アクセスのルート検討結果を公表。JR桜島線を延伸し、終着の桜島駅と大阪メトロ夢洲駅を結ぶルートと、京阪の中之島線を延伸するルートが、いずれも他より優位だとした。この際の試算では、延伸した場合の総事業費は約3510億円に上るとされていた。
現在夢洲に乗り入れている鉄道路線は、昨年開催された大阪・関西万博で来場者輸送のメインルートとなった大阪メトロ中央線のみ。桜島線が延伸すれば、2030年秋に開業が予定されているIR利用客向けの直通列車を新大阪駅から運行することも可能になる。