15日の国債市場で、長期金利の指標である新発10年債(382回債、表面利率2・4%)の利回りが上昇し、一時2・720%を付けた。日本相互証券によると、1997年5月以来、約29年ぶりの高水準となった。
政府が2026年度補正予算案を編成する検討に入ったと伝わり、財政悪化への懸念から国債を売る動きが優勢となり、金利が上昇した。日銀が15日に発表した4月の国内企業物価指数が高い水準だったことも国債の売りにつながった。
片山さつき財務相は閣議後記者会見で、米国など海外でも債券売りが優勢になっているとして「やや相乗効果的になっている」との見方を示した。日本の長期金利の具体的な水準には言及しなかった。