「秒」の再定義へ光格子時計活用

記者会見する香取秀俊東京大教授=12日午後、川崎市

 島津製作所と理化学研究所は12日、2030年に秒を再定義する予定の国際機関「国際度量衡局」と、超高精度の「光格子時計」の研究や実証で協力するための覚書に、川崎市の同社施設で調印した。同社は昨年、理研や東京大の研究を基にした光格子時計を発売しており、秒の再定義での活用に向け議論を開始する。

 調印式後の記者会見で、光格子時計を考案した香取秀俊東京大教授(理研チームディレクター)は「時間の比較ツールを提供することで、再定義が少しでも早くなればうれしい」と述べた。

 調印式では、島津製作所の山本靖則社長が「新たな国際協力態勢がつくられ、科学技術がさらなる高みに向かう一助になればうれしい」とあいさつした。

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