パナソニックホールディングス(HD)は12日、2027年3月期の連結純利益が前期比で約2・2倍の4200億円になる見通しだと発表した。人工知能(AI)市場の拡大に伴い、データセンター(DC)向け蓄電システムの好調な販売が見込まれるため。AI関連機器の生産増強のため、28年度までに5千億円を投資する方針も打ち出した。
28年度のAI関連機器の売上高は25年度比2・5倍の1兆3800億円に伸びる。停電などに備える蓄電システムは、DC事業者の引き合いが強い。
27年3月期の売上高予想は、住宅設備を手がける子会社が売却に伴い連結から外れるため、5・6%減の7兆6千億円を見込む。26年3月期の売上高は4・8%減の8兆487億円、純利益が48・2%減の1895億円で減収減益となった。
パナHDは併せて1万2千人の人員削減が完了し、国内の削減人数は8千人だったと公表した。HD傘下のパナソニックインダストリーが手がける車載モーター事業をミネベアミツミに譲渡することも発表した。