【独自】G7、最新AIの懸念共有へ

米アンソロピックのロゴ(ロイター=共同)

 18、19日にパリで開く先進7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議で、最新の人工知能(AI)を使ったサイバー攻撃への懸念を共有する見通しであることが11日、分かった。米新興企業アンソロピックが開発した「クロード・ミュトス」が念頭にある。金融システムの脆弱性を解析できるとされ、攻撃を受けることで国際取引などが混乱する恐れが指摘されている。

 クロード・ミュトスは、ウェブブラウザーなどの欠陥を見つけ出す能力が著しく高いとされ、サイバー攻撃に悪用される懸念が高まっている。会合では最新AIの利活用も含めて議論し、成果を共同声明に盛り込む方向。AIについてG7が連携を強化することで、金融市場が被害を受けることを防ぐ狙いだ。

 アンソロピックは悪用を防ぐために米大手IT企業などに提供を制限しているが、他企業の開発が進み、犯罪集団が悪用する恐れもある。一方で、既存システムの不具合を見つけて攻撃に備えられる利点があることから、セキュリティー向上に活用すべきだとの意見も出ている。

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