混乱の中、ベネチア美術展が開幕

日本館を訪れる来場者=9日、イタリア・ベネチア(共同)

 【ベネチア共同】イタリアで2年に1度開かれる現代美術の祭典、ベネチア・ビエンナーレ国際美術展が9日、始まった。国別参加部門で、2022年のウクライナ侵攻以降ロシアが初めて参加したが、会場となるロシア館に一般の来場者は入れず、屋外から映像を見る形での公開となった。

 同展を巡っては、ロシアのほか、パレスチナ自治区ガザへの攻撃を続けるイスラエルの参加に関して混乱が続き、4月末に国際審査員団が辞任。主催財団は、開幕に合わせて例年行われる授賞式を11月の閉幕日に延期し、来場者の投票で決める賞を新設した。

 ロシア館は「木は空に根ざしている」というテーマで20組超のアーティストらが参加。6~8日の内覧会では開館したが、9日はパフォーマンスの映像を入り口付近に置いたモニターで流すにとどめた。イスラエルは同国館の改修を理由に、仮設の会場で展示した。

 両国を批判して、内覧会の期間中、会場付近で美術家らの抗議活動が行われたほか、オーストリアなど会場を一時閉鎖するストライキを行った展示館もあった。

最新記事
ハンガリー、親EUの新首相選出
作家の鈴木光司さん死去
ハンガリー議会、マジャル新首相を選出
磐越道「曲がりきれなかった」
カーグ島沖で石油流出拡大