カーグ島沖で石油流出拡大

6日、イラン・カーグ島(中央)の周辺海域を撮影した衛星画像。海面に油膜が広がっている様子が示されている(European Space Agency提供・AP=共同)

 【イスタンブール共同】米メディアは8日、衛星画像に基づく分析で、ペルシャ湾内にあるイランの主要石油積み出し拠点カーグ島沖で石油流出が拡大していると報じた。専門家は流出量が約8万バレルに及び、今後2週間で対岸のアラブ諸国に到達する可能性があると分析。軍事的緊張が続く中、回収は困難とみられ海洋生態系の破壊や漁業への悪影響が懸念される。

 原因は明らかになっていない。米紙ニューヨーク・タイムズは、専門家らの分析として(1)損壊したイランの石油貯蔵施設からの漏えい(2)イラン本土の油田とカーグ島をつなぐ海中パイプラインの破損(3)貯蔵施設が満杯になりつつあるイランが意図的に放出―といった可能性が考えられると報じた。

 AP通信などによると、今月5日に衛星画像でカーグ島西岸の沖合で油膜が海面に広がっているのが確認された。ペルシャ湾の対岸に位置するサウジアラビア領海に向かって南方向に流れている。マングローブや野鳥といった生態系のほか、住民生活を支える海水淡水化施設や漁業などにも被害が及ぶ可能性がある。

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