ニコンが8日発表した2026年3月期の連結純損益は860億円の赤字(前期は61億円の黒字)に転落。赤字額は過去最大。金属3Dプリンター事業について、906億円の減損を計上したことが響いた。
ニコンは23年にドイツ企業を買収し、金属3Dプリンター事業に参入。だが中国勢との競争に苦戦し、資産額の見直しを強いられた。大村泰弘社長は決算会見で「期待した事業拡大ができておらず、重く受け止めている」と述べた。
売上高は5・3%減の6771億円。半導体製造装置も、主要顧客である米半導体大手インテルの不振で販売が減少した。
27年3月期の業績予想は、売上高が前期比9・3%増の7400億円、純損益は100億円の黒字化を見込む。