途中下船者の追跡強化

世界保健機関(WHO)の本部=2025年5月、スイス・ジュネーブ

 【ジュネーブ共同】大西洋を航行中にクルーズ船「MVホンディウス」でネズミなどの齧歯類が媒介する「ハンタウイルス」の集団感染疑いが出たことを巡り、運航会社は7日、船が4月下旬に南大西洋の英領セントヘレナ島に寄港した際、1人の遺体を含む乗客30人が下船したと表明した。世界保健機関(WHO)は各国政府と連携し、追跡調査を強化している。

 ハンタウイルスの集団感染の疑いが報告されたのは今月上旬だった。

 WHO当局者は7日に記者会見し、これまでの解析では感染力が高まったことを示すような変異は確認されていないと述べた。船に乗っていた感染者からは、人から人への感染がまれに起きるとされる「アンデス型」のハンタウイルスが確認されている。

 WHOによると、7日までに5人の感染が確認され、他に3人に感染の疑いがある。この計8人のうち3人が死亡した。

 船は受け入れ先のスペイン領カナリア諸島のテネリフェ島を目指して航行中。運航会社によると、到着は10日早朝の見込み。

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