ヒトから感染の「アンデス型」

カボベルデの首都プライアの港で6日、クルーズ船から患者を退避させる防護服姿の医療従事者ら(AP=共同)

 【ジュネーブ、パリ共同】大西洋を航行中のクルーズ船でネズミなどの齧歯類が媒介する「ハンタウイルス」の集団感染疑いが出ていることを巡り、世界保健機関(WHO)は6日、船に乗っていた感染者から「アンデス型」のハンタウイルスを確認したと明らかにした。この型は主に南米で確認され、ヒトからヒトへの感染がまれに起きることで知られている。

 ロイター通信によると、アフリカ西部の島国カボベルデ沖に停泊していた船は6日、航行を再開した。スペインメディアによると、受け入れ先はスペイン領カナリア諸島のテネリフェ島で、9日に到着する見込み。

 カナリア諸島自治州のクラビホ首相は安全に関する情報が不足しているとして受け入れに反対を表明したが、スペイン中央政府は「国家の問題のため州は要請を拒否できない」として、受け入れを強行する方針だ。

 WHOによると、感染の疑いがあるのは計8人で、うち3人の感染が確認された。これまで3人が死亡している。船の運航会社によると、乗客には日本人も1人含まれるが、感染は確認されていない。感染の疑われる3人が6日、治療のため船外に搬送された。

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