愛知3施設、美術品を共同保管へ

愛知県が整備する共同収蔵庫の外観イメージ(同県提供)

 愛知県は、美術館など県立3施設にある絵画や彫刻作品を共同保管する収蔵庫の整備に乗り出した。収蔵品の増加に伴い、それぞれの施設で空きスペースが少なくなっているためで、県によると3施設共同での取り組みは全国初。美術館や博物館のスペース不足は他の地域でも課題となっており、専門家は予算や運営面の効率化につながるとして注目している。

 3施設は愛知県美術館(名古屋市)、愛知県陶磁美術館(瀬戸市)、愛知県立芸術大(長久手市)。開館や開設から30~60年程度が過ぎ、日頃の収集活動で年数とともに品数が増えていった。そのため3施設とも保管スペースの9割以上が埋まっている。収蔵庫で管理できなくなると、破損したりカビが発生したりする恐れが高まる。

 そこで県は「スケールメリットを生かした効率的な解決策」(大村秀章知事)として共同収蔵庫の整備を決めた。2030年度の完成を目指し、常滑市の県立高校跡地に約5700平方メートルの収蔵室を設けた施設を建てる。40年程度の保管が可能になる広さだという。

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