東京電力福島第1原発事故からの復興に向け整備した福島ロボットテストフィールド(福島県南相馬市)に、月面を再現した研究拠点が完成した。隕石の衝突で生じたクレーターを造り、実際に近い環境で探査車の試験走行に取り組んでいる。屋外での大規模な月面模擬は国内初だという。
拠点は探査機「はやぶさ2」の機器開発にも携わった会津大(同県会津若松市)などが整備。昨年度から本格運用が始まった。クレーターはおわんのように中央がくぼんだ形状で、直径約22メートル、深さ約2・5メートル。月の砂「レゴリス」に似た、細かく、いびつな形の素材を敷き詰めてある。