【北京共同】中国国家金融監督管理総局の公式サイトで幹部を紹介する欄から総局トップで閣僚級の李雲沢局長(55)の氏名と顔写真が29日までに削除された。香港紙、明報は李局長が解任されたとする消息筋の話を報じた。習近平指導部は汚職を取り締まる反腐敗運動を徹底しており、不正の疑いで調査を受けているのではないかとの臆測が流れた。
国家金融監督管理総局は2023年に金融リスク防止のため発足。銀行勤務経験が長く、国有大手の中国工商銀行の副頭取などを歴任した李局長は、同総局の初代局長に就任した。1970年代生まれの「第7世代」の若手幹部で、将来有望なホープの一人とされた。
共産党中央規律検査委員会と国家監察委員会は3月、同総局の副局長を重大な規律・法律違反の疑いで調査していると発表しており、関連している可能性がある。李局長は今月21日、北京市の金融政策を協議する金融工作座談会に市政府や金融当局の高官と共に出席していた。
3期目の習指導部は党・政府の高官らが次々と失脚する異例の事態となっている。