政府は「昭和の日」の29日、天皇、皇后両陛下を迎え、昭和元年から100年を記念する式典を東京・北の丸公園の日本武道館で開催した。高市早苗首相は、人口減少や物価高、複雑化する安全保障環境に触れ「先の大戦や幾多の災害を乗り越え『希望』を紡ぎ出した先人たちに学び、果敢に挑戦していく必要がある」と述べた。
式典を巡っては、開催を求める超党派議員連盟の麻生太郎会長(自民党副総裁)が2024年、当時の岸田文雄首相に要請。政府は「『昭和100年』関連施策推進室」を設置し、昭和の体験や記憶を伝承する行事を進めてきた。昨年11月、今年の昭和の日の4月29日に式典を開くと閣議決定した。
高市首相は昭和について「戦争、終戦、復興、高度経済成長といった未曽有の変革を経験した時代だった」と指摘。式典に当たり「昭和を顧み、わが国の伝統や歴史の重みをかみしめながら、将来に思いを致す機会としたい」と強調した。
式典には、国会議員や地方自治体の首長らが参加。森英介衆院議長、関口昌一参院議長、今崎幸彦最高裁長官もあいさつした。